Buch(ブーフ) 〜絵本と子どもとほのぼの暮らし〜

絵本や読み聞かせに使えるアイディアの紹介、子どもとののほほんな日々の暮らしの紹介します。

♪せーんろはつづくーよー

男の子って、なんでできてる?

マザーグースにこんな詩がありました。

谷川俊太郎さんの訳したマザーグース、何故か子どもの頃に、本当によく読んでいた…

子ども用の本が少なく、唯一あったのが、この本だったからかもしれません笑

 

男の子ってなんででできてる?

って聞かれたら、泥んこ、レンジャー、汗たっぷりのTシャツに…それから乗り物でしょう!

不思議なもので、当てはまらない場合もあるけど、概ね男の子は乗り物が好き。

我が家は、上が女の子に下が男の子なので、男女の違いが見られるのが面白い‼️

女の子が最初だったので車のおもちゃは全然なかったのに、下の子が生まれ始めて好きになったのは、飛行機✈️

なんでだろう。

遺伝子に組み込まれているのかしら❓

 

下っこが気に入っているのはもちろん飛行機の図鑑ですが、最近何度も読んだのは、『せんろはつづく』竹下文子 鈴木まもる 金の星社

温かみのある鈴木まもるさんの絵に、竹下文子さんのシンプルで、なのに余韻を残してくれる言葉がついたステキなステキな絵本。

絵本全体的に緑が溢れていて、すごくきれいだし、今の季節にぴったり‼️

ページのあちこちにいる、動物たちもかわいい💕

せんろはつづく

子どもたちが線路を作っていくのですが、途中で山あり、川あり、どうする❓

どんどん線路が長くなって、最後はね…

 

我が家の男の子は、線路を指で辿って楽しんでいます♪

 

 

外ごはん♪

暖かくなってくるとやってみたくなるのが、外ご飯♪

ピクニックやバーベキュー、お外でおいしくワイワイが楽しい季節です。

 

さてさて、それでは、お外朝ごはんはいかが❓

『14ひきのあさごはん』いわむらかずお 童心社

お馴染みのかわいい野ねずみ14匹の兄弟たちのシリーズの一冊です。

野ねずみ兄弟が、朝ごはんの準備に野いちごを摘みに出かけます。

おうちでは、お母さんがパン作り。お父さんは、火を焚いてスープ作り。

みんなで作るおいしい朝ごはん♪

みんなで食べたらおいしいね♪

 

お天気が良い日は、ゆっくり時間をかけてみんなでお外ごはん♪

したいなぁ。

まるさんかくぞう

ポップでユニークな画風が、かわいい❤️

『まるさんかくぞう』(及川賢治 竹内繭子 文溪堂)

まるさんかくぞう…しかくぞうまる…ぼうしぼうしぞう…

鏡もちのように、積み上げられた絵と、積みあげられたものが言葉になった、

シンプルで、でもリズムやバランスが絶妙で、実は深いんじゃ…と思わせる絵本です。

 

赤ちゃんにも、この日本語の音の心地良さを感じてもらいたい!

自分たちで作っても楽しい♪

きりんきりんほし…りんごりんごコップ…くるまくるまそら…

うーん…こういうのは、子どもたちの方が発想豊か。

子どもたちの創作を見てみたい!

 

リズムが楽しい絵本でした!

ねむたい、ねむたい、、、

北国も、ようやく春の花が咲き、あったかいなぁーと思う日が増えてきました。

タイヤを夏のものに履き替え、もう流石に雪は降らないだろう、と確信できる陽気です。

暖かくなってくると襲ってくる、ねむたい、ねむたい、ねむたいよう。。。

草っ原でお昼寝したら、気持ち良いだろうなぁ。

 

インパクトがあって、はっきりばっちり原色づかいがかわいい、やぎゅうげんいちろうさん。

好きな絵本作家の一人です、の、『ねむたい ねむたい』福音館書店は、読んでいると、本当にこっくらこっくら、眠くなってくる気がするから、あら不思議。お昼寝したいのに、できないよーって泣いている赤ちゃんはいませんか?

ねむたいねむたいなすびのこ   なすびのこはねーたーよ

やぎゅうさんは、なんてったって、ことばのリズムがとってもいいんです。

この心地よいリズムを聞いていたら、またまた眠たくなってくる。。。

 

そういえば、中国の詩人が、春眠暁を覚えずなんて詠んでいましたね。

春は、とっても心地よい季節。

お花に、お散歩に、春の味覚に、色々楽しいこの季節、楽しく過ごしましょうね♪

あの日あの時、あの場所で

大好きな絵本作家の一人、荒井良二さんの絵に思わず手に取った、

『あの日からの或る日の絵とことば』(筒井大介編 創元社

絵本作家32人による、3.11をめぐるエッセイです。

 

大きな災害に見舞われた平成。

大雨、大雪、猛暑、地震、数々の自然災害が起こりました。

どうか平和で平穏な、令和であって欲しいと願わずにはいられません。

 

本にエッセイを寄せた一人、絵本作家のきくちちきさんの生まれは北海道。

エッセイの中にありましたが、大自然の中で育った彼は、自然の美しさも知っています。

同時に、自然の恐ろしさも知っている。

自然を敬い、そして一緒に生きていくんだ、と実感しました。

 

この本のタイトルを見て、思い出したのが、毎年発行されていた母校の小学校の文集に載った、

同じクラスの男の子の詩。

確か、野球部で、ヒットを打った時のことを綴った詩だったと記憶していますが、

その詩の最後のフレーズが、今まで一度も思い出したことなんてなかったのに、

むしろ何故せのフレーズが出てきたのか不思議なくらい、記憶になかったのに、

ふと出てきたと思ったら、いろんな記憶がズルズルと溢れてきました。

「あの日あの時、あの場所で」

起きたことを、決してこの先忘れないだろう、というような内容が続いたはずだと記憶しています。

 

あの日あの時、あの場所で。

記憶や意識は人それぞれ違うけれど、

あの時感じた感情や想いや、そして事実を、忘れることはない、忘れてはいけないと思っています。

すてきなぼうしやさん♪

♪すてき〜な、すてき〜な、ぼうしやさん

三拍子の楽しいリズムのこの歌を歌いながら、演じるパネルシアター、ケロポンズの増田裕子さんのミュージックパネルシアター『すてきなぼうしやさん』。

 

森のぼうしやさんは、おじさんが歌いながら帽子を売っているお話。いろんな動物のお客さんがやってきて、ぼうしを買っていきます。

動物たちにお似合いのぼうしは、どれでしょう❓

、、、と子どもたちとやり取りしながら楽しめる、楽しいシアターです。

歌もとっても楽しい♪

歌のパネルシアターは、子どもたちも覚えて歌ってくれるので、盛り上がります‼️

 

実は、このパネルシアター、絵本もあって、こちらも楽しい♪

そうえん社から出てる、増田裕子さん作、元気いっぱい市居みかさんのイラストで出ている、『すてきなぼうしやさん』。

パネルシアターとは一味違ったテイストですが、とっても楽しい絵本ですよ!

 

昨日の寒い雨と打って変わって、今日は晴れ☀️

ぼうしをかぶってお散歩したいですね♪

友情物語

大きく変化のあった平成。

技術も文化も新たなものを築き、私たちの生活も変化がありました。

一方で、災害や数々の事件、悲しい出来事も沢山ありました。

今日から、令和。

とにかく平和で、穏便であってほしいと願わずにはいられません。

 

さて、話は変わって、NHKの教育番組、Eテレの「てれび絵本」で、『あらしのよるに』が放映中です。

友だちのお母さんが小学校の図書室で読み聞かせをしてくれたのが、この絵本だったことは、何故か鮮明に覚えているのですが、話の内容はすっかり忘れていました😅

娘と夢中で観ています。

何日間にも渡って連載放送なので、一日終わるたびに、あ〜早く明日にならないかなぁと待ち遠しい(笑)

オオカミとヤギの物語です。食べる、食べられるの自然界での関係に反して育まれる二人の友情。

ハラハラドキドキのシーンもあって、何度ゴクリと唾を飲んだことか。

さすが、絵本界、児童文学界の巨匠、きむらゆういちさんと、あべ弘士さんが手掛けた絵本です。

 

児童書も出ているので、一気に読みたい方は、こちらもどうぞ。

絵本は場面ごとに数冊に分かれています。

そうそう、「てれび絵本」での今回の語りは、中村獅童さん。

オオカミとヤギの声の使い分けもお手の物‼️この絵本の世界観にも合っている気がします。

この番組、絵本によって、毎回、語り役が変わるのも面白いところ。

興味を持たれた方はぜひ、チェックしてみて下さいね♪