Buch(ブーフ) 〜絵本と子どもとほのぼの暮らし〜

絵本や読み聞かせに使えるアイディアの紹介、子どもとののほほんな日々の暮らしの紹介します。

かわうそモグ

児童文学を多く書かれている、小森香折さんとユニークな関西のおっちゃん長谷川義史さんコンビの絵本、『かわうそモグ』を小学校高学年に朝学活の時間に読んできました!

 

絵本を読む前の導入に、子どもたちとやり取りする時間がまた楽しい。小学校で読み聞かせをするときの醍醐味です。高学年の子どもたちだったので、長谷川義史さんの面白さを押したり、この本は新しいんだよー、本の後ろの方のページにある奥付けをみるといつ出版されたか分かるんだよーなんて小ネタをペラペラ喋って、読み聞かせへ。

読み聞かせの流れや合いの手いろいろ模索しながらではあるけれど、自分が楽しく、そして子どもたちにとって、年に一回会えるかどうかのほぼ他人の大人がいきなり読み聞かせに現れるのだから、ちょっとでも距離が縮められて、ちょっと心が通じあえて、そんな20分間にできたらいいなといつも思っています。思いが実行できるかと言ったら、いつもそう上手くは行かず、あー上手くできなかったなんて思う時もあるけれど。まだまだ、のびしろがあるってこと。と前向きに前向きに(笑)

 

前置きが長くなりました。そんなわけで読んできた『かわうそモグ』は、お腹の空いたモグが、人間に化けてウナギ屋に忍び込むのですが、油断した隙に尻尾がチョロリ。かわうそだとばれて、捕まってしまいます。そんなハラハラドキドキ、場面転換がガラリとあって、読ませるのは、児童文学を書かれてきた小森さんだから。最後はちゃんと、ストンと収まる、そんな安心感もまた、心に残ります。長谷川さんの絵もいいんだよなぁ。

これはぜひぜひ子どもたちに読んであげたい。何でかって上手く言えないんだけれど、いいんだよなぁ。このお話。

またまた機会があれば、読みたい絵本です。

読み聞かせの活動をされている方の、これは読んでいきたいって本、いろんな人に聞いてみたい!

きっとその方、その方の思いがあって、それぞれ違う味があるんだろうなぁ。