空の写真絵本
冬の空は、澄んでいてきれい!
生まれ故郷の北国の日本海側の冬は、どんよりグレーの雲に覆われて、どれだけ春が待ち遠しかったか、、、。今住む道東の冬は青空が見れるので、冬の間もそんなに憂鬱ではなくなりました。
空は、いつだって、どこだって、そこにあって、雲はゆったり流れている。時には怖い表情も見せるけれど、目の前に広がる青空と雲にどれだけ癒されてきたか。そう思わせてくれるのが、写真絵本『お〜い、雲よ』(長倉洋海/著 岩崎書店)。
フォトジャーナリストの長倉さんが2011年の大震災後に東北の地を訪れ撮った写真と、子どもたちへのメッセージが綴られています。
長倉さんの写真には、いつもそこにある真実と、そこにある大切なものに気づかせてくれます。
写真絵本は、イラストのかわいらしさ、ファンタジーとは違った、事実があります。全てがきれいごとではないけれど、でもそこに一筋の光がある。写真絵本はそんな風に思わせてくれます。
いつ、どんな時も救ってくれるのが、「笑顔」。目の前には現実が広がっているけれど、自然な笑顔が印象に残る長倉さんの写真。また違う回で、長倉さんの他の絵本も紹介したいと思います!